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H21年度第3回宮城県内水面漁場管理委員会 [釣場・自然環境]

傍聴して参りました。
遅れ馳せながら内容報告です。

今回の委員会の議題と概要は以下。

○審議事項
・遊漁者アンケートの実施について
詳細は後述
○協議事項
・漁業権遊漁規則の変更について
鳴瀬吉田漁協におけるあゆの遊漁期間延長について(旧9/30→変更後10/10)
・オオクチバス、コクチバスその他オオクチバス属の魚類及びブルーギルの再放流禁止の委員会指示(案)について
既に発令されていた委員会指示の期限が来るため、継続するかどうかの協議
○報告事項
・天然アユ資源増殖方法の検討
県内水試による人工産卵床造成・汲み上げ放流の効果についての報告

注)審議と協議のちがい・・・私も今回知りましたδ(^ ^;)
審議→何らかの意思決定を伴う
協議→何しろ皆で意見を出し合う
先に協議を重ね、最終的に審議にて決定含めて話し合うと言うことのようです。
例えば今回の協議事項=再放流禁止の委員会指示については、次回の委員会で「審議」となり、委員会としての意思決定がなされるもののようです。

いつもながら内水面・・・淡水の釣りに係わる興味ある話題盛りだくさんなわけですが、今回は特に「釣り人アンケート」なる話題について報告しておきます。
資料より目的が記載された一部を抜粋します。

平成22年1月26日 宮城県農林水産部水産業振興課
遊漁者アンケートの実施について
1.目的 多面的機能を持つ内水面漁場を持続的に利用するため、増殖事業や漁業権漁場のあり方を検討する事が求められている。特に、近年は遊漁者の望む内水面漁場のあり方と各漁協の実施する漁場管理の手法に齟齬があると言われていることから、今後の増殖指針作成や中長期的課題を抽出する際の資料とする。 2.調査項目 ・・・以下省略


つまり、遊漁者の希望と漁協の管理が違っているかもしれないから、県が遊漁者の要望を調査する。
そしてそれを基に増殖指針を作ったり、中長期的な課題を抽出する。→即ち指導する。
という事が目的のようです。

アンケートは今年の前半・・・アユ解禁までの間、県内の釣場や漁協、釣具店等々で入手する仕組み。
インターネットでの回収については、一部の同一人物からの大量回答が判断でき難いと言うことから、今回は見送られたようです。
結果は今年の秋頃までに取りまとめされ、公表するとの事。公表の方法は今のところ不明です。
A4×3枚にわたるアンケートの内容は、案として添付されていました。
その内容を見るに、最近のトレンドを意識し、ホントに意見を聞きたいという心意気が感じられます。

色々と疑問は生じますが、まあ釣り人の話を聞いてくれると言う点では前向きな事ではありますね。
ただし問題はその後のフォローなわけであって、話を聞いただけで何も手を打たず、最終的にH25年の漁業権一斉切替の際に遊漁料の増額を認めて漁協の延命化のみを図る・・・と言うようでは困ります。
そこのところをしっかりとウォッチしながら、我ら釣り人としても大いに協力したい事と思うわけです。

県内共通券や各県の内水面事情を行政セクションにヒヤリングして感じた事なのですが、宮城県は東北6件の中で最も内水面行政が遅れていると感じています。
今回のようなアクションをして、今はその主体である釣り人の意見を十分取り入れる仕組みを作りながら、県内共通遊漁券やその他の具体的施策が実る事を祈りつつ、できる事をお手伝いして行きましょう!!
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